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フジテレビ「直撃LIVE! グッディ」にパネル出演しました。(2018.11.07放映)

2018.11.07

フジテレビ「直撃LIVE! グッディ」 -東名「あおり運転」事故で、被告側無罪主張へ
                          夫婦死亡‥‥来月初公判へー
                             
                                   (2018.11.07放映)
        

 2017年6月、東名高速道路で、男があおり運転をしたあげく、自車を追い越し車線に停止し、後続のワゴン車に乗っていた夫婦を死亡させるという事故が起きたことは、まだ記憶に新しいところです。

 この事故の容疑者・石橋和歩について、検察は危険運転致死傷罪で起訴しましたが、予備的訴因として、監禁致死傷罪を付け加えたと報道されています。

 おそらく公判前の公判前整理手続きにおいて、弁護側が危険運転致死傷罪の成立を争い、無罪を主張する構えを示したため、無罪になることを危惧して、検察は、予備的訴因というものを第2選択肢としてつけ加えたのだと推測されます。
 
 報道によれば、被告弁護側は、監禁致死傷罪についても無罪を主張する構えのようです。

 この番組では、被告弁護側の予想される主張をとりあげ、レギュラーコメンテーターの方々が怒りの発言をされました。

 このコーナーに私はパネル出演をし、弁護側がなぜこのような主張を展開するのかを解説したほか、私見として、本件では石橋被告が一時運転席から離れたとしても、それはハンドルを握る動作をいったん中断しただけで、彼の前後の行動は、全体として見て、危険運転致死傷罪の要件である「運転」をしていた、ととらえるのが正当である、とコメントしました。
 
 番組内では言及されませんでしたが、石橋被告が危険運転致死傷罪で有罪となれば、量刑は懲役15年から20年が相当であり、この範囲内で、より重い刑が言い渡されるべきだと考えております。


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交通事故弁護士
加茂隆康事務所
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