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埼玉・三郷市小学生ひき逃げ事件
-運転者飲酒で事故 → 飲酒でひき逃げ、刑罰の現実-
埼玉県三郷市で起きた小学生ひき逃げ事件を、テレビ朝日では「羽鳥慎一モーニングショー」でとりあげ、2025年5月19日に放映しました。
この問題につき、その後の捜査で、逮捕された容疑者の男が、飲酒していたことが発覚し、どのような罪に問われるか、私は下記のようにパネルで解説しました。
運転者の罪は、飲酒してひき逃げしていたのであれば「過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱」に切り替えられます。
たんに飲酒運転の事故であれば、 「酒気帯び運転」+「過失運転致傷」なので、合計10年以下の懲役もしくは禁錮または150万円以下の罰金となります。
しかし、これが「飲酒運転でひき逃げ」となると、「過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱」という罪になるため、「12年以下の懲役」となります。
ここに記載した刑は、あくまでも法定刑(法律で定められている刑の上限)であって、実際の刑事裁判の量刑は、これより大幅に軽くなると予想されます。
この容疑者は外国人の男でしたが、インバウンドの増加により、今後、外国人による交通犯罪がますます増えていくと予想されます。