新聞・雑誌掲載
「死刑基準」新聞掲載記事
私(弁護士・加茂隆康)のミステリーデビュー作「死刑基準」が、WOWOWでドラマ化されました。
この番組紹介記事が、産経新聞2011年9月25日付朝刊に掲載され、映画解説者の稲田隆紀様から、高い評価をいただきました。
放送をご覧いただいた視聴者の皆様からも
「難しいテーマだと思ったが、たいへん面白く、一気に見てしまった」
とのご好評を多くいただきました。
2012年4月21日には、DVDが発売されます。ご覧いただければ幸いです。
出 演 : 山本耕史、小澤征悦、戸田菜穂、柄本明、光石研 ほか
WOWOWの「死刑基準」オフィシャルサイトはこちらです。
URL:http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/060487/
裁判員法廷が始まりました。
裁判員に選ばれた一般市民が、被告とされた犯罪者とどう向き合い、どのような量刑を下すのか、注目を集めています。
朝日新聞は、「裁判員時代」という特集記事の中で、死刑は今後増えるのかというテーマをとりあげ、専門家の意見を掲載しました。
法廷ミステリー「死刑基準」の著者として取材をうけた私(弁護士・加茂隆康)は、裁判員裁判になったからといって、死刑はただちに増えないだろうと考えており、次のようにコメントしました。
「人を殺してしまうような激情や憤怒の念は、ほとんどの人が未体験。死刑を科すのもやむを得ないといえるか、更生の余地があるかどうかなどは『想像の世界』でしかない。だからこそ、市民は判断の基準を求め、前例を踏襲しようとすると思う」
いずれ裁判員法廷で、凶悪な被告に対し、死刑か無期か選択を迫られる局面が必ず訪れます。
裁判員の方々は、情に流されて死刑を回避または選択するのではなく、被告が犯した罪の重さ、被害感情、被害者の数、更生の余地などを総合的に考慮して、英断をもってお決めいただきたいと考えています。